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私は、もともと理系出身でしたので、はっきりいって営業にむいているとは
思えません。私を知る人は誰でもそう思うでしょう。

でも、アメリカで営業が出来ているのはなぜかと申しますと、英語力に自信が
なかったからです。

もともと口下手でしたので、英語をしゃべれても、営業できなかったこと
でしょうが・・・。

英語力がなかったので、最低限のことしかしゃべりませんでした。余計な
ことは一切しゃべりませんでした。

また、日本人とわざわざ名乗って、英語が多少分かる程度の人だというよう
に印象づけましたので、お客様はあえて警戒しなかったのかもしれません。

では、なぜ飛び込み営業でガンガン商品を売ることができたのか?

お客様とのやり取りが出来るように英語のやり取りを定型化して覚えて
おいたからです。

飛び込み営業におけるお客様の断り文句はパターン化しています。
バリエーションはあまりありません。

断り文句に対して、お客様の気持ちを受け止めること。次にメリットを
言って、切り返すことが基本です。

そのすべてを定型化して、英語として覚えておけば、英語力に自信が
なくても、自然とやり取りができます。

さらに、アメリカ特有の事情を知れば、自信を持って、バリバリ飛び込み
営業ができます。

●粘ってはいけないアメリカの営業

日本では、粘ることが契約につながると思われて
いますが、アメリカでは粘ることはとても嫌がられます。
これについて、はっきり知っておかないと大失敗
します。

下手をするとそのお店や会社の警備の人に通報
されます。

アメリカ人の場合、yes、noがはっきりしているので、
間違うことはありません。日本のようにあいまいな
返事はありません。

お客様がはっきり、noと言ったら、すぐに諦めましょう。
その方が、印象がよくなります。

後々、また時間をおいて訪問しましょう。
そのとき、契約がとれるとは分かりませんが、その方が賢明です。

ただし、アメリカ人の中でも、相手に嫌な印象を与えたくないとソフトに
断る人もいます。つまり、遠まわしの断り方をするわけです。

ここで、あまり相手の英語が理解できない際には、間違いやすいので注意が
必要です。そんなときは、直接、相手の意図を聞いて見ましょう。


また、アメリカでは目をはっきり見て、トークしてください。
資料を提示したときも、資料ばかり見て、ちっともお客様を見ないで
トークすると印象が悪くなります。

本当にアメリカ人は、人の目をじっと見て話します。話している相手が
信用出来るのか、出来ないのかをじっくり見定めているようにも見えます。

とくに初対面のときは相手の目をよく見ましょう。
それだけでも印象がよくなります。

アメリカは、御存じのように他民族国家です。言語が通じない民族同士が
集まっています。日本のように一民族国家ではありません。

日本では当然という振る舞いは避けましょう。
言語が通じ合わない同士でもコミュニケーションをとる術を持たなければ
ならなかったために、このような習慣があるのかもしれません。

また、トークの最中にお客様の表情を読み取るためにも、相手の目を
見ることは大切です。

アメリカ人の場合、日本人と違って、反応がオーバーです。すぐに顔に
その人の気持ちが表れます。ジェスチャーも豊富です。

これだけでも、次にどのようなことを言えばいいのかとトークの選択肢を
選ぶことができます。(ある程度、経験が必要ですが・・・)

アメリカ特有の反論は、相手に言い返す隙を与えずにまくし立てます。
これも、お客様の表情を見ているとすぐにわかります。

こんなときは、お客様がまくし立ててくる前に、話題を切り替える言葉を
投げかけます。

まくし立てられたら、かなり英語が堪能でないと言い返せませんし、
逆にこちらも妙に興奮してしまい、不利になってしまいます。

もし、お客様がまくし立ててしまったら、笑顔で受け止めましょう。
意味が分からなくても構いません。逆に意味が分からない方がお客様の
ペースにならなくていいかもしれません。

お客様がおさまったときに、right、rightといって、帰り支度をして、
帰り際に断る理由をさりげなく、問い返しましょう。

こちらが帰るのだと思って、お客様が油断しているときに、かけられる
一言で、ポロっと本音を漏らすものです。

私はこれを刑事コロンボ作戦といっています。刑事コロンボがわからない
方はネット検索をして調べてくださいね。

刑事コロンボが犯人を追い詰めていく過程で、鋭い質問して、犯人の証言や
状況証拠の矛盾を突いて、心理的な揺さぶりをかけていきます。

その中で、いったん帰ろうとドアを閉めかけたところで、犯人に問い返す
場面がよくあります。犯人はやっと刑事が帰ると思っているときに質問
されるものだから、準備していなかった本音をついつい言ってしまいます。

これと同様です。お客様もそのときに本音を漏らすものです。
あなたも利用しない手はありません。

アメリカ式の交渉でよくあるのが値引き交渉です。
とくにまとめ買いのときには、値引きされるのが
当たり前です。

こんなときに日本式に上司と相談してと、やっていて
はだめです。
そんなことをしていたら、お客様はあなたと交渉せず
にあなたの上司を交渉するように要求するでしょう。

ですから、あらかじめ決めておかなければなりません。
それでも値引きされるのが当たり前です。今後、
リピートしてくれるかなどを考慮して、妥協できる
値段と妥協できない値段を明確にしておきましょう。

アメリカのオーナーは英語が堪能なアメリカ人ばかりではありません。
韓国系、ベトナム系、中国系、メキシコ系、イタリア系、様々な民族がいます。

そのお客様たちが英語を流暢に話せるわけではありません。
ここではご紹介しておりませんが、後ほど紹介する実践例文集を、
あなたのお客様の言語に訳しておいても使えます。

言葉が通じなくても、コミュニケーションの手段として、日本の特有の箸や
折り紙等をプレゼントにして、好意を持ってもらいましょう。

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