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アンティグアの自然と言えば、海しかないとっても過言ではないでしょう。
それくらいアンティグアの自然の中では海が一番きれいなのです。

アメリカでは、新婚旅行のナンバーワンのリゾート地としてアンティグアの名が
よく挙がります。それも、自然の海が格別にきれいで別世界を思わせるからでしょう。

小さい島国なのに東と西とで海の様子が一変します。これも自然の妙味といって
いいでしょう。

東側は、カリブ海に面しているため、比較的穏やかな海の様相を呈しています。
西側は、大西洋に面しており、西側から強風が吹き込んでくるため、荒々しい
海の様相を持っています。

西側の海の観光名所にデビルスブリッジ(悪魔の橋)という海岸があるくらい
波が激しく襲ってきて、侵食された海岸があります。
自然の造形は、本当に芸術的です。

西側は侵食が激しいので、岩場の海岸線が
多いようです。
西側でも、ちょっと入り江に入ると砂浜があり、
海水浴を楽しむことができます。

私も西側の入り江でも海水浴をして自然を満喫
しました。

東側の砂浜より、西側の入り江の海水浴の方を
好んで行きましたが、私が住んでいるところから、
西側の入り江は遠かったので、結局行った回数は、
東側が多かったですね。

いづれにしても、海はとてもきれいで、熱帯魚の
ような魚と自然の中で一緒に泳げましたので、
まさに天国のような気分を満喫しました。


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他の自然はといいますと、山は標高600メートルくらいの小高い丘みたいな
感じですし、川はありません。

雨が降るとそのまま海へと流れていきます。山の近くに池のような湖が
ありましたが、そこから流れる川はありませんでした。

雨もあまり降らないので、下水道もあまり整備されていません。
雨が降ったら、そのまま道路の側溝から海へと自然に流れるのにまかせるだけです。

ハリケーンの季節は、直撃でない場合も、結構被害がありました。
自然の脅威にはやはり勝てないものです。
さらに、被害を大きくしたのは、家の土台の上に、だた乗っているだけの
家が多かったからです。

昔からの習慣なのか、家を土台に固定するのではなく、乗せておくだけの家の作りが
多くて、ハリケーンの季節は雨水で流されたりする家も少なくありませんでした。

家を家の土台に乗せるだけの構造でしたので、
引越するのに、家をトレーラーで運ぶ光景もたまに
目にしましたが、道が狭いのに道一杯に家を乗せて
走るトレーラーには、驚かされたものでした。


さて、ここまで読んできて、鋭い読者の方は
気づかれたのではないでしょうか?
アンティグアでは、水を確保するのが非常に
大変なのです。

政府は、海水の淡水化技術をつかった工場で
作ったま水を水道水として、供給していましたが、
さすがに島全域には普及していませんでした。

多くの人たちは、雨水をためて生活していました。
水を大切に思う気持ちは、日本人とは比べ物に
ならないくらい深いように思いました。
自然へのありがたみが違うように思います。
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私は、現地の人の家に間借りしておりましたので、水道水の配管は近くまで
来ていましたが、雨水を使った家に住んでいました。

当然、私のような日本育ちの者は雨水を飲むとおなかを壊すので、
飲みませんでしたが、その他、生活用水は雨水を使っていました。

雨水と言っても、日本のように汚い雨水ではなく、きれいな雨水でしたが・・・。

大抵、食事をしたときに食器を洗うときは、水を節約するように言われましたし、
家の方が自分が洗うから置いといて言われることがほとんどでした。
日本のような洗い方では、水が無駄になってしまうからですね。

また、乾期の時期には、雨水のタンクが底をつき始めるので、特に水を使うことに
注意を受けましたね。

乾期の時期は、ちょうど気温が20度C前後に下がるときなので、常夏の国の暑さ
に体が慣れてくると、20度Cくらいに気温が下がっても体が熱を作ることを自然と
忘れてしまうので、日本にいるときよりも寒く感じるのです。

この時期は、特にお湯でシャワーを浴びたいときでした。しかし、水がお湯になる
まで、待っていると水を節約しなさいと大声で言われるのです。
泣く泣く水のまま、シャワーを浴びたものです。常夏の国でも寒かったですね。

また、あるときはかなり雨水のタンクの水が底をついたのか、あらかじめ家の
大家さんがあらかじめ水を桶に汲んで、「この桶の水でシャワーとトイレ用に
使ってください」と言われたこともありました。

桶の冷たい水で頭を洗うのも結構、寒かったのを覚えています。
でも、それくらい水を貴重に思って、わずかの量でことをたすのが、
現地の人の生活習慣でした。

後にアメリカに来て、カリブ生まれの人の話を聞くと、アメリカに来ても、
水を大切にする習慣が消えなくて、トイレは小の場合、2回に1回しか水を
流さないとか・・・。

これだけ、アンティグアで貴重な水なのですが、週に一回、カリブ海クルーズ
船が港に入港すると、アンティグアの水道水をありたっけ積んでいきます。

私の事務所では、政府が供給する水道水を使っていたので、そんなときはたまに
断水するときがありました。

私自身の飲料水は、水道水をお湯で沸かして飲んでいたので、さすがにそのときは
困りましたね。
水という自然の恵みをこれまであまり感じなかったと思わされた瞬間でした。


かなり自然に満ち溢れて、人の手があまり入って
いないアンティグアですが、イギリスの植民地統治
時代の悲しい名残が自然の随所に見られます。

それは、名前はよく分かりませんが、とげのあるつた
のようにからまった植物です。
これは島のいたるところに、もともと生えていたか
のように自然と生えています。

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自然に覆われた土地を新しく整地するのにおいて、一番難しくしているのが、
このとげのあるつたのような植物なのです。

とげがあるために、ブルドーザーのような大きな重機を使わないと取り除くことが
できません。人手では取り除くことができないのです。

ところで、なぜ、これがイギリスの植民地統治時代の悲しい名残かといいますと、
イギリスはこの植物をサトウキビ農園の奴隷達が逃げないように島中に植えた
からです。

もし、サトウキビ農園から奴隷達が逃げ出しても、この植物が植えられている方
には逃げることが出来ず、すぐに見つかって捕まえることができたというわけです。

本当に悲しいことですが、イギリスの統治方法は自然をも実にうまく利用して、
よく考えられたものです。

嘆いてばかりもいられません。
イギリス人が自然に対して行なったことで、いまでも島の現地の人に喜ばれている
ことがあります。

それは、島には一匹も蛇がいないことです。
アンティグアの交通のところでも話に出てきましたが、イギリス人はこの
アンティグアの島にマングースを放って、蛇を一匹残らず駆除したのでした。

そのおかげで、アンティグアには蛇がいません。蛇がいないのは、カリブ海の島
では唯一と言っていいでしょう。

これもイギリスは自然を利用して、うまく考えたものです。
また、このことでアンティグアが大きな恩恵を受けていることは間違いあり
ませんね。

毒蛇にかまれて死ぬということは、アンティグアにはありませんから。

これも自然の中で、スローライフが楽しめる要因でしょうか?


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